サウナをさがす

バブル期の雰囲気を残しながら、伊東温泉の繁栄を支えてきたこちらのサンハトヤ。お魚達の泳ぐ巨大水槽を眺めながら入る海底温泉は、日帰り入浴もできる。フィンランドサウナは中温中湿のドライ式で、マイルドな熱さが時を忘れる心地よさだ。日の差込む水槽前に佇む水風呂で清めた後は、相模湾を望む露天風呂で潮風に身を任せよう。

令和版スーパーサウナがゆるうむならば、昭和版スーパーサウナはここに違いない。温度湿度管理の完璧なドライサウナ、足を冷水につけて入る珍しいミストサウナ。温泉水が天より滴るプールに、キンキンの富士伏流水の水風呂、高濃度炭酸泉。そして何より、もつ鍋や手作りメンチカツをはじめとするサ飯が絶品。

先ず身を清めたら、塩化物強塩泉の化石海水の湯で湯通しをする。しっかり高温中湿のドライサウナの後は、井戸水掛流しの水風呂を独り占め。太平洋の荒波をくぐり抜けた潮風で整ったら、高濃度炭酸泉で瞑想タイム。都会の喧騒を離れ心地よい潮風に包まれたならば、ととのうこと間違いなし。

県内屈指の熱さを誇るスチームサウナがここつくばにある。ローマと和の雰囲気が織りなす独特の世界観に吸い込まれるようだ。館内の舞台では演劇も楽しむことができ、昭和の時代に思いを馳せる。湯上がりには手作りの料理を頂きながら、観劇を楽しみたい。

2024年2月にオープンしたサウナ施設で、漂う木の香りが新しさを物語る。1.5mの水深を誇る箱根連山水の樽水風呂が、サウナー達の心を鷲掴みに。店主拘りのクヌギを使った薪サウナが温度別に2室、ミストサウナが1室。湯上がりには併設の山賊ホルモンで、焼肉とビールが待っている。

昭和の世代から、日本人のお風呂文化を支えてきた健康ランドには常連を離さない魅力が詰まっている。この沼田健康ランドには、100℃超えのドライサウナ、井戸水掛け流しキンキンの水風呂、泳げるプールを備える。また食堂に足を運べば手作りのグルメをリーズナブルに楽しめる。冬季はスキー客の拠点としても活躍する、穴場の老舗サウナだ。

スーパー銭湯改め、スーパーサウナと呼ぶべき施設が2023年茨城にグランドオープン。老舗のサウナ施設も捨てがたいが、トレンドを取り入れた最新の施設も見逃せない。サウナは8段タワーサウナ、ハーブサウナ、ソルトサウナ、ハーブスチームサウナ。他には冷水風呂、寝水風呂、ガッシングシャワー、高濃度炭酸泉、薬湯と魅力が尽きない。

あちあち好きの玄人サウナーたちを長年虜にする健康センターが厚木にある。草加健康センターと並び湯乃泉が運営する施設で、入浴から食事まで余念がない。４種類のロウリュウが開催され、中でもブロワーを使った爆風ロウリュウは何と風速80mという。キンキンの水風呂や効仙薬湯、高濃度炭酸泉などサウナ好きを惹きつけてやまない施設。

奥湯本温泉郷の天山湯治郷には、天山と一休の二つの湯治場がある。こちらの天山には趣のある4つの野天風呂と土蔵の蒸窯がひっそりと佇む。37万ℓ/日の湧出量を誇る熱い源泉が掛け流され、贅沢な源泉浴と蒸窯に無心で浸る。新鮮な源泉は飲泉も出来、コーヒーやお茶を淹れると味わいが引き立つそうだ。

駿河湾と富士山を望む三島CC内では、なんと天然温泉とサウナに入ることができる。2022年に湯郷三島温泉から改称し、リニューアルオープンしたモダンな館内。温泉と同時に、時間とともに表情を変える日本の絶景に心を打たれる。サウナーの聖地しきじをインスパイアしたという、滝の落ちる水風呂も必見。